フロータイムアプリを選ぶなら、タイマー以外も見てください
フロータイムテクニックは、25分で強制的に止めるポモドーロとは違い、集中が自然に切れるまで作業し、その作業時間に応じて休憩する方法です。よく使われる目安は、作業時間の約20%を休憩にする ことです。つまり、50分作業したら10分休む、90分作業したら18分休む、という考え方です。
この方法は紙とストップウォッチでもできます。ただ、毎日続けるならアプリを使った方が楽です。開始・停止・休憩計算・記録・振り返りを自動化できるからです。
ただし、フロータイム系のアプリは見た目が似ていても、得意なことがかなり違います。
- 休憩時間を自動で出すことに強いアプリ
- タスク連携に強いアプリ
- Apple環境で使いやすいアプリ
- 統計やエクスポートまで見られるアプリ
- サイトブロックで集中環境を守るアプリ
この記事では、2026年5月時点で確認できる公式情報をもとに、フロータイム / フローモドーロ系アプリを比較します。FlowTimeの開発・運営側として書いていますが、FlowTimeが向かないケースもそのまま書きます。
比較したフロータイムアプリ
この記事で比較するのは、次の7つです。
| アプリ | 向いている使い方 | 主な対応環境 |
|---|---|---|
| FlowTime - Focus Timer | タスク、統計、同期までまとめて使う | Web / ホーム画面追加 / PC / iOS / Android |
| Flowmo | 作業時間の5分の1で休むフローモドーロをシンプルに回す | Web / iOS / Android |
| Flow | Apple環境で集中環境を整える | iPhone / iPad / Mac / Apple Watch |
| Flowtimer - Flowtime Technique | iPhone/iPadで軽く試す | iPhone / iPad |
| FlowTimer: Productivity Waves | iPhoneで進捗の波を見る | iPhone |
| Pomodoro | Flowtime | Androidでポモドーロと併用する | Android |
| FlowTime Chrome拡張 | サイトブロックを重視する | Chrome拡張 / Web |
評価基準
フロータイムアプリを比べるときは、単に「タイマーがあるか」だけでは足りません。この記事では、次の観点で見ています。
1. フロータイムらしい休憩計算ができるか
フロータイム / フローモドーロでは、固定25分よりも「集中が続いた時間に合わせて休む」ことが大事です。作業時間の20%や、作業時間の5分の1の休憩を自動で出してくれるアプリは、手計算がいらないので続けやすくなります。
2. タスクと一緒に記録できるか
ただ時間を測るだけだと、あとから「何に集中していたのか」がわかりにくくなります。タスク名、プロジェクト、外部タスクアプリとの連携、Kanbanなどがあると、作業ログとして使いやすくなります。
3. 振り返りに使える統計があるか
フロータイムは、自分の集中リズムを知るほど使いやすくなります。日・週・月・年で集中時間を見られるか、CSV/JSONで出せるか、カレンダーと合わせて見られるかは重要です。
4. 使う環境に合っているか
Apple製品中心なのか、Android中心なのか、PCとスマホをまたいで使いたいのかで、選ぶべきアプリは変わります。Web、ホーム画面に追加して使うタイプ、ネイティブアプリ、Chrome拡張はそれぞれ使い勝手が違います。
5. 集中を邪魔するものを止められるか
フロータイムは「集中が続く限り止めない」方法です。SNS、動画サイト、通知で流れが切れやすい人は、ブロック機能やカレンダー連携も見ておくとよいです。
フロータイムアプリ比較表
| アプリ | 休憩計算 | タスク管理 | 統計 | 同期・連携 | ブロック機能 | 料金の見方 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FlowTime - Focus Timer | 作業時間の20%を自動提案 | タスク、プロジェクト、Kanban | TODAY / WEEK / MONTH / YEAR / ALL YEAR | Googleログイン同期、Googleカレンダー、CSV/JSON | 公式機能としては限定的 | 無料プランあり。有料プランはPro / Premium |
| Flowmo | 作業時間の5分の1を自動計算 | To-do、外部タスクアプリ連携 | 日次・週次・年次 | Todoist、TickTick、Microsoft To Do、Google Tasks | 公式機能としては限定的 | Starter無料、Proあり。ストア表示も確認 |
| Flow | インターバル型 | セッションタイトルなど | 統計・グラフ | iCloud統計同期、Appleカレンダー、エクスポート | アプリ・Webサイトのブロック | 無料プランあり。Proあり |
| Flowtimer - Flowtime Technique | 作業・休憩をカスタム | To-do | 簡易的な案内あり | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | App Storeで確認 |
| FlowTimer: Productivity Waves | 作業・休憩を記録 | 週の集中テーマ | 日・週・月・年 | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | App Storeで確認 |
| Pomodoro | Flowtime | Pomodoro / FlowTime切替 | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | Google Playで確認 |
| FlowTime Chrome拡張 | ポモドーロ風タイマー | 公式情報では確認しにくい | 公式情報では確認しにくい | flowtime.biz Webアプリ連携 | サイト / インターネットブロック | 無料枠と有料プランの案内あり |
FlowTime - Focus Timer:タスク・統計・同期までまとめたい人におすすめ
おすすめの人: フロータイムを日々のタスク管理や振り返りまで含めて使いたい人
FlowTimeは、ブラウザでそのまま使えるWebアプリ型のフロータイムアプリです。iPhoneやAndroidではホーム画面に追加して、アプリのように起動できます。
特徴は、タイマーだけで終わらないことです。作業を開始すると集中時間を記録し、終了時には作業時間の20%を目安に休憩時間を提案します。さらに、タスク、プロジェクト、Kanban、統計ダッシュボード、Googleログイン同期を同じ流れで使えます。
特に便利なのは、あとから振り返れる形で記録が残る ことです。
- 今週どれくらい集中できたか
- どのプロジェクトに時間を使っているか
- 月単位・年単位で集中の波がどう変わったか
- CSV/JSONで外部ツールへ持ち出せるか
こうした点まで見たい人には、FlowTimeが向いています。
良いところ
- 作業時間の20%をもとに休憩時間を自動提案できる
- タスク、プロジェクト、Kanban、統計を1つの画面で扱いやすい
- Webアプリ型なので、PCとスマホをまたいで使いやすい
- Googleカレンダー連携やCSV/JSONエクスポートまで見据えられる
気をつけたいところ
- App StoreやGoogle Playから入れる完全なネイティブアプリではない
- 外部タスクアプリとの直接連携を重視するならFlowmoの方が合う場合がある
- サイトブロック機能を中心に使いたい人には専用ブロッカーの方が向いている
料金
無料プランでもタスクは無制限で、基本的なタイマーとTODAY / WEEKの統計を使えます。Pro / Premiumでは、プロジェクト数、Kanban操作、MONTH / YEAR / ALL YEAR統計、エクスポート、Googleカレンダー連携などが広がります。料金は変更される可能性があるため、契約前に公式の料金ページで確認してください。
Flowmo:Flowmodoroをシンプルに回したい人におすすめ
おすすめの人: 作業時間の5分の1で休むフローモドーロを手軽に始めたい人、既存のタスクアプリと組み合わせたい人
Flowmoは、フローモドーロの「作業した時間の5分の1だけ休む」をかなりわかりやすく実装しているアプリです。公式サイトでも、作業時間に応じて休憩時間を自動計算することが中心機能として説明されています。
強みは、シンプルなタイマーに加えて、外部タスクアプリとの連携があることです。Todoist、TickTick、Microsoft To Do、Google Tasksとの連携が案内されているため、すでにそれらのタスク管理アプリを使っている人は、今の使い方を大きく変えずにフローモドーロだけを足しやすくなります。
Web版に加えて、iOSとAndroidにも対応しています。モバイル中心で使いたい人にも選びやすいアプリです。
良いところ
- 作業時間の5分の1で休む計算がわかりやすい
- Web、iOS、Androidで使える
- Todoist、TickTick、Microsoft To Do、Google Tasksとの連携がある
- タイマー単体として導入しやすい
気をつけたいところ
- FlowTimeほどタスク、プロジェクト、長期統計を1つにまとめる設計ではない
- 料金や機能の見え方は公式の料金ページと各アプリストアで確認が必要
- ブロック機能を中心に使いたい人向けではない
料金
公式の料金ページではStarter無料、Proありと案内されています。App StoreやGoogle Playでは地域やストア表示によって見え方が変わるため、契約前に自分の環境で表示される価格を確認してください。
Flow:Apple環境で集中環境を整えたい人におすすめ
おすすめの人: iPhone、iPad、Mac、Apple Watchを中心に使い、ブロック機能やAppleカレンダー連携もほしい人
Flowは、厳密にはフロータイム専用アプリというより、Apple環境向けの高機能フォーカスタイマーです。iPhone、iPad、Mac、Apple Watchで使いやすく、App Storeでの実績も大きいアプリです。
無料プランでもインターバル型のフォーカスタイマー、統計・グラフ、短い休憩のリマインダー、iCloudによる統計同期が案内されています。Proでは、タイマー同期、セッション名、細かな設定、カスタム時間、アプリとWebサイトのブロック、Appleカレンダー連携、エクスポートなどが使えます。
良いところ
- Apple製品間で使いやすい
- アプリとWebサイトのブロックまで含めて集中環境を作れる
- Appleカレンダー連携やエクスポートがある
- 統計・グラフの見せ方が整っている
気をつけたいところ
- 作業時間の5分の1で休むフロータイム専用アプリとして見ると、FlowTimeやFlowmoの方がわかりやすい
- Apple環境以外を中心に使う人には向きにくい
- タスク管理アプリというよりフォーカスタイマー寄り
料金
無料プランとProプランがあります。正確な価格や使える機能は、公式の料金ページやApp Storeで確認してください。
Flowtimer - Flowtime Technique:iPhone/iPadで軽く試したい人におすすめ
おすすめの人: 大きな機能はいらないので、iPhoneやiPadでまずフロータイムを試したい人
Flowtimer - Flowtime Techniqueは、集中作業と短い休憩を自分に合わせてカスタマイズでき、To-doリストも備えたシンプルなアプリです。App Storeでは、データ収集なしと案内されています。
FlowTimeやFlowmoのように多機能なワークスペースを作るというより、スマホで気軽にタイマーを回すための候補として見るとわかりやすいです。
良いところ
- iPhone/iPadで始めやすい
- To-doリスト付きで、軽いタスク管理もできる
- データ収集なしと案内されている
- 機能が多すぎない
気をつけたいところ
- 長期統計、同期、外部連携を重視する人には物足りない可能性がある
- PCとスマホをまたいだ運用には向きにくい
- 料金や詳細機能はApp Storeで確認が必要
料金
App Storeで確認してください。
FlowTimer: Productivity Waves:iPhoneで進捗の波を見たい人におすすめ
おすすめの人: iPhoneで、集中時間と休憩時間の流れを見ながら続けたい人
FlowTimer: Productivity Wavesは、作業時間と休憩時間のリアルタイム記録、日・週・月・年の進み具合の確認、週の集中テーマといった機能が案内されています。
1週間の優先テーマを決めて、集中の波を見たい人には使いやすい方向性です。Flowtimer - Flowtime Techniqueよりも、進み具合の見せ方に寄せた候補として見られます。
良いところ
- 日・週・月・年の進み具合を確認できる
- 週の集中テーマを持ちやすい
- iPhoneで完結しやすい
- タイマーと振り返りのバランスがある
気をつけたいところ
- iPhone中心なので、PCやAndroidをまたいだ運用には向きにくい
- 外部タスクアプリとの連携やエクスポートを重視する場合は事前確認が必要
- 長期の作業ログ活用ではFlowTimeのような統合型の方が合う場合がある
料金
App Storeで確認してください。
Pomodoro | Flowtime:Androidで2つの方式を切り替えたい人におすすめ
おすすめの人: Androidで、ポモドーロとフロータイムをタスクごとに使い分けたい人
Google Playでは、PomodoroとFlowTimeのタイマーを1つの画面で使えること、作業時間と休憩時間を自分に合わせて調整できること、テーマカラーを変えられることが説明されています。
このアプリは、フロータイムの記録を細かく振り返るというより、その日のタスクに合わせてポモドーロとフロータイムを切り替える 使い方に向いています。
たとえば、短い事務作業はポモドーロ、レポート執筆や設計作業はフロータイム、というように分けたい人には合います。
良いところ
- Androidで使える
- ポモドーロとフロータイムを1つのアプリで切り替えられる
- 作業時間や休憩時間を調整できる
- テーマカラーを変えられる
気をつけたいところ
- タスク管理、統計、同期の詳細は公式情報では確認しにくい
- 長期の振り返りやエクスポートまで使いたい人には物足りない可能性がある
- 長時間計測では、自分の端末でバックグラウンド動作を試しておくと安心
料金
Google Playで確認してください。
FlowTime Chrome拡張:サイトブロックを重視する人におすすめ
おすすめの人: タイマーよりも、SNSや動画サイトを止めることを優先したい人
FlowTime Chrome拡張は、flowtime.bizのWebアプリと連携するChrome拡張です。Chrome Web Storeでは、ポモドーロ風タイマーとWebサイトブロッカーを組み合わせた拡張として説明されています。特定サイトだけでなく、インターネット全体をブロックできる点が特徴です。
この拡張は、フロータイムの休憩計算を細かく最適化したい人というより、集中を邪魔するサイトを止めたい人 に向いています。
FlowTimeやFlowmoで作業時間を記録しながら、別途Chrome拡張でSNSやニュースサイトをブロックする、という組み合わせも現実的です。タイマーアプリとブロックツールは、競合というより役割が違います。
良いところ
- Chrome上でサイトブロックを使える
- 特定サイトだけでなく、インターネット全体のブロックも案内されている
- タイマーとブロックを組み合わせられる
- Web中心の作業環境と相性がよい
気をつけたいところ
- フロータイムの休憩計算や統計管理が主役ではない
- Chrome以外の作業環境では効果が限定される
- 作業ログを深く振り返る用途なら別アプリとの併用が必要
料金
無料枠と有料プランの案内があります。正確な内容はflowtime.bizまたはChrome Web Storeで確認してください。
どのフロータイムアプリを選ぶべきか
迷ったら、まず次の1つだけ決めてください。
あなたが一番困っているのは、休憩計算、タスク管理、統計、同期、ブロック機能のどれですか?
休憩計算だけなら、Flowmoのようなシンプルなフローモドーロアプリで十分です。タスクやプロジェクトまで含めて作業ログを残したいなら、FlowTimeが向いています。Apple製品の中で集中環境を整えたいならFlowが強い候補です。iPhoneだけで軽く試すならFlowtimerやFlowTimer、Androidでポモドーロと併用したいならPomodoro | Flowtimeが現実的です。サイトブロックを最優先するなら、Chrome拡張を組み合わせるのがよいです。
フロータイムは、単なるタイマーではなく「自分の集中リズムを知るための方法」です。だからこそ、最初から多機能なものを選ぶ必要はありません。まずは今の作業環境に合うアプリを1つ選び、数日使ってみてください。
もし「集中時間を測るだけでなく、あとから週・月・年で見返したい」と感じたら、統計やエクスポートまで備えたアプリに進むのがおすすめです。
参考にした公式情報
- FlowTime - Focus Timer
- FlowTime Plans & Pricing
- Flowmo 公式サイト
- Flowmo Pricing
- Flowmo for iOS and Android
- Flowmo: Flowmodoro Timer - App Store
- Flowmo: Flowmodoro Timer - Google Play
- Flow Pricing
- Flowtimer - Flowtime Technique - App Store
- FlowTimer: Productivity Waves - App Store
- Pomodoro | Flowtime - Google Play
- FlowTime Chrome Extension - Chrome Web Store
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